住宅設計デザイン科2年1組 小林卓巳 Takumi Kobayashi

少子化により廃校となった上郷高校で集合住宅として再利用するコンバージョン計画を行った。敷地はつくば市上
郷にある上郷高校。選定理由は、敷地面積が7万平米もあるということ。また上郷高校は文化、スポーツに富んだ
学校であり、多目的ルーム、実習室、部室などが数多く校舎に存在しているというところも決め手となった。
つくば市ではものづくりが盛んであるのに対し、後継者不足の背景があったそこで伝統工芸の魅力を発信する文化
施設を複合する。また校舎本館は集合住宅を構え、後継者、職人たちのライフスタイルを確保する。
つくば市は都心からつくばエクスプレスで45分とアクセスのよい環境にあるため、一般の方々にも工芸品の魅力を
伝えるデザインイベントや、展示コーナー、ものづくり体験の施設もプランニングしている。その一般の方々にも
顔ともなる施設が、校舎本館に併設するかたちになっている、つくば市伝統のつづら張りをイメージした総合クラ
フトセンターである。

ここで工芸品の魅力を伝えるのはもちろん、これからのものづくりに対する考えや、新しい伝統工芸も発信していく目的である。集合住宅内でも新陳代謝が常に行われ、後釜の獲得、育成なども行っていく。

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