JR東海道線の無人駅『根府川駅』は「海の見える駅」として有名で、観光の拠点ともなる立地を有している。
相模湾を一望できるのは45mの高さの崖上にあるからであり、関東大震災(1923年)では土砂崩れによる列車転落で大きな犠牲者を出している。
100年を経た今、観光と防災の併存をテーマに、駅に隣接す複合施設の計画を行なった。
駅舎と幹線道路、地域と観光、海と避難所、それぞれを「connect」することをコンセプトに据え、現在の景観に溶け込むよう水平ラインを基調としたデザインで取りまとめた。
(建築インテリア工学科3年 有賀紳悟さん・佐々木萌さん・南雲諒大さん 作品)