2026年04月02日

2025年度 建築学部 卒業制作 優秀賞

建築設計デザイン科2年1組 森 琢磨(もり たくま)

今回の計画では、地域知の継承と現代の小学校の教師の問題をテーマとした建築提案である。敷地は千葉県の市川市にし、現在市川小学校がある。この小学校の問題点として建て替え優先度が高いという問題点もある。特徴として南側に千葉街道とJR市川駅の二つのアクセスがある。そのため地域の生活の中心の場所に位置し、児童だけでなく近くに住む地域住民も日常的に関わることができる。少子化や地域のつながりの希薄化が進む中で、小学校を単なる教育施設としてではなく、地域の歴史や記憶、暮らしの知恵を受け止め、次世代へとつないでいく拠点として小学校を再定義する。建築の中心には、地域の人々が持つ経験や歴史、生活文化を記録・保存・活用するための空間として「地域Lab」を設けることにした。この地域Labでは、地域住民と児童が関わりながら知を共有し、一部の授業や日常生活へと展開する。さらに、そこで蓄積された内容は上級生から下級生へと受け継がれ、学年を越えた学びの循環を生み出す。このように今回の計画で行われる循環の内容は、地域知を保存する「記憶の場」であると同時に、地域の歴史を更新し続ける「学びの場」として機能し、地域の歴史を未来のこどもたちへと受け継いでく新しい小学校の仕組みとなる。

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