建築インテリア工学科2年生前期の作品として、表参道駅から徒歩4分にある、プラダブティックアオヤマ隣地にフリッツハンセン家具のショールームを計画しました。

フリッツハンセンは、シンプルでデザイン性の高さが特徴の北欧の家具ブランドです。北欧では家具は一生ものとして扱われ、古くなってもその価値が下がることはなく「良 い物を大切に長く使う」という考えがあります。この「良い物を大切に長く使う」という考えを日本の家庭にも普及させたい、このことから家庭の家具を中心にラインナップ したうえで、歴史を含め提案するショールームを計画しました。

計画には、以下の3つのポイントをふまえ、構成していきました

・周辺の雰囲気を崩さない外観デザイン
・歴史に触れる空間の提案
・家庭の家具の重点としたショールーム

構成は、1階はカフェと歴史に触れる空間、2、3階はショールーム、4階はオフィスとなっています。ファサードデザインは、敷地に合わせてキューブを配置し、その中に形の違うキューブ を埋め込みました。そして、2つの前面道路からよく見えるキューブを大きいものにし 、目立つようにしています。また、外観のデザインは白い外壁にガラスを多く使用したうえで、温もりをプラスするために木材を取り入れました。

表参道は、都会の格好良さ、楽しさをすごく感じられる場所だと思います。ですが同時 に、人も建物もコロコロ変わり行く現代的な側面に、冷たさや寂しさも私は感じました 。この敷地に温もりを感じられる空間を提案したい、そしてこの計画ができました。

建築インテリア工学科2-1
稲村友輔

ギャラリー

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