2018年04月11日

プレ研では春休み期間に建築見学旅行を行っています。

宿泊先の予約や巡るルート選定は学生が主体となって行います。
これまでは、九州、金沢、台湾、瀬戸内などへも行きました。
有名無名の建築見学やさまざまな街をそぞろ歩き。ほんの数日、寝食を共にすることで生まれる新たな発見や交流。そんな貴重な体験の機会として、この旅行の意義は大きいと思います。

そして、今回は「岐阜・愛知」へ。

初日は名古屋駅に集合してレンタカーを借りて一気に北上。

白川郷で和田家の御主人から説明を頂きました。

その後、郡上八幡へ。城下町として発展してきた郡上八幡の市街地内には、古い町並みやきれいな水路、水を生かした小さな公園などが点在しています。なんだかホッと落ち着ける美しい町でした。

宿泊はゲストハウスを貸し切り、思い思いに料理をしながら、夜遅くまで楽しい夕食の時間となりました。

2日目は南下。
まずは、森林文化アカデミーへ。岐阜県が運営する専修学校で、林業の他、環境教育、木造建築、木工など、森林、木材に関わる分野を幅広く学べるのが特徴です。
その後は、セラミックパークMINO、多治見中学校、モザイクタイルミュージアム、みんなの森 ぎふメディアコスモスと盛りだくさんの見学でした。

この日もゲストハウスを借りて岐阜市内に宿泊。夜は岐阜の街へ出かけての夕食となりました。

3日目は東へ。
瞑想の森市営斎場、豊田市美術館、トヨタスタジアムを見学。

豊田市美術館は谷口吉生の作品で、何度見てもその美しさに感嘆してしまいます。
そのディティールの美しさ、水盤や周辺環境と一体となった建築のプロポーションの美しさ。
日本人のアイデンティティを包含したモダニズム建築の最高峰といっても過言ではありません。
皆さんにも一度は必ず見てもらいたい建築だと思います。

まさに建築三昧の岐阜・愛知建築旅行でしたが、魅力的で美しい街並みや、伝統的建築群、現代を代表する建築家の作品まで幅広い種類の建築を見学でき、とても刺激的な旅行となりました。

今回見学し、体験したことが、学生たちに大きな感動と刺激、建築への更なる意欲を与えてくれていることでしょう。また、同じ時間と空間を共有した経験は大きな宝物でもあります。

さて、次回はどこに行きましょうか?来年の旅行も今から楽しみです。

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