この課題は、東京都世田谷区羽根木の緑豊かで閑静な住宅街に位置する土地に「世田谷村・ハネギコレクティブヴィレッジ」と命名される複数の建築群を計画するものである。
建物はオーナー住宅部分(オーナーは事業の発起人)と、「世田谷の地域共生・環境共生」を目的とした施設部分、そしてこの地域活動を支援する人たちが居住するコレクティブハウスにより構成される。

「世田谷の地域・環境共生」について理解を深める段階では、「財団法人 世田谷トラストまちづくり」や「地域共生のいえ」などの実際にある地域支援活動の事例を参考にさせていただいた。
(授業前半の事例調査に際して、本計画地にほど近い「地域共生のいえ―COS下北沢」を訪問し、説明をしていただく機会を持てた。)
本計画ではこの制度を十分に生かした、みどりとコミュニティを育み、人々の交流の拠点となる魅力あふれる提案が求められる。

さらに、敷地周辺は江戸時代以来の世田谷村の環境遺産をいかに活用すべきかという目的のもと、複数の著名建築家が様々な提案をしている。
これらを十分に意識した街づくり、景観づくりを目指すとともに、現代の人々が「集まって住む・集まって過ごす」ことの意味を考え、建築に表現可能な提案が求められた。

ギャラリー

24557153644_2717134bfc_o IMG_20160206_175614 IMG_20160206_175135IMG_20160206_175005IMG_20160206_174824  名称未設定 1名称未設定 2名称未設定 5  ●2015 出題シート 3

このページの先頭へ戻る