2025年04月02日
OYAMA- 祖母の家からまちの家へ -
三重県三重郡菰野町に建つ築200年の祖母の家をリノベーションする計画を立てました。母方の親族が集まる際はいつもここで集まり、"おやまのおうち"の愛称で親しまれていましたが、昨年祖母が亡くなったのをきっかけに手放すこととなりました。
私は家が無くなれば200年守り継いできた人々の思い出や歴史も無くなってしまうよう感じ、これからも人々に愛され使われ続ける施設へ作り替えたいと考えました。
初めに現地で測量を行い、親族や近隣住民へ聞き取り調査を実施しました。
ハード面では、用途を問わず可変する空間構成で時代変化に対応してきたこと、ソフト面では個人住宅でありながらも多くの人が出入りし、地域住民の日常に溶け込み交流を促す働く場・集いの場・憩いの場を作りました。更に、外から人を呼び込む観光拠点として、地元の木や石を建材や大浴場のバイオマスボイラーとして利用する、農作物をかまど炊飯体験や食堂で振る舞うなど、地域資源を活かした体験を提供し、地域の魅力を発信する役割を持たせました。
まちの家OYAMAが、これまでと変わらず人々に愛され、生きることを願います。