プレ研では春休み期間に建築見学旅行を行っています。

宿泊先の予約や巡るルート選定は、学生が主体となって行います。これまで、福岡、金沢、大阪、京都、台湾、瀬戸内、愛知、岐阜などへ行きました。有名無名の建築見学やさまざまな街をそぞろ歩き。ほんの数日、寝食を共にすることで生まれる新たな発見や交流。そんな貴重な体験の機会として、この旅行の意義は大きいと思います。

そして、今回は3月20日~21日で群馬県の「前橋・高崎」へ。

今年は近場での1泊2日の旅行となりましたが、今、建築の世界ではホットな場所の「前橋」へ。

初日は前橋駅に集合。学生と引率教員の12名で旅の始まりです。

まずは「まえばしガレリア」へ。設計は平田晃久氏です。複数のギャラリーとレストラン、住居が立ち並ぶ、前橋の新たなアートスポットです。

お昼は「西洋亭」の名物、ソースカツ丼あるいはカツカレーを堪能。

その後、アーツ前橋では、市の職員の方に館内を案内していただき、リノベーションされた建物の経緯や現在の活用法について伺いました。当日開催されていた展示も見ごたえたっぷりでした。

続いて「白井屋ホテル」へ。改修設計は藤本壮介氏。中心市街地の衰退に伴い、2008年に旅館は廃業し取り壊される予定だったものを、まちなかの活性化プロジェクトの一環として2020年に新しく開業しました。旧旅館の建物を大胆にリノベーションしたヘリテージタワーと、利根川の旧河川の土手をイメージして新築されたグリーンタワーの2棟から構成されています。外観の持つ豊かな表情と共に、芸術作品としての内部空間と相まって非常に面白いものでした。ここでも、スタッフの方が思いがけず内部を案内してくださり、自慢のわが子を紹介するかの如く、我々にたくさんのお話を聞かせてくれました。

日も暮れてきた頃に高崎へ移動し宿にチェックイン。そのまま街へ出かけての夕食となりました。宿泊は一軒家を借りてのものでしたので、気兼ねなく過ごすことができて、皆で夜遅くまで楽しく快適な時間を過ごせました。

2日目は高崎市内での見学。

新島学園短期大学講堂を見学。設計は手塚貴晴氏、由比氏。3面の壁全体が透かし彫りで覆われた講堂は、まるで森の中にいるような感覚になり、静謐で落ち着いた空間でした。

その後、「群馬音楽センター」を見学。日本のモダニズム建築形成に大きな足跡を残したアントニン・レーモンド氏によって設計されたこの建物は、昭和36年に高崎市民の寄付金を基にして建てられた、日本を代表する近代建築物です。

今回見学し、体験したことが、学生たちに大きな感動と刺激、建築への更なる意欲を与えてくれていることでしょう。また、同じ時間と空間を共有した経験は大きな宝物でもあります。

さて、次回はどこに行きましょうか?来年の旅行も今から楽しみです。

ギャラリー

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