「Transition Housing 大東建託 賃貸住宅コンペ」(住宅設計デザイン科2-1 湊駿)
■ SDGsを活かした都市型賃貸住宅の提案~私が考える、生活と地球環境~
今回は、世界共通の課題であるSDGsと向き合うことで、17の目標と169のターゲットに対して賃貸住宅のこれからをどう考えていくかをテーマにしたコンペを課題として実施します。
SDGsとは何かを学びながら、賃貸住宅の未来がSDGsにどのように貢献できるのかを考えることで、今後の建築との関わり方についてのヒントともなるでしょう。
また、SDGsの目標やターゲットを参照としながら、私たちの生活と地球環境という両方の視点に立ち、問題意識を明確にした上で解決を図る新たな賃貸住宅のあり方を考え、建築として一つのカタチにしていきます。
敷地がある港区北青山2丁目は、かつて江戸の街外れとして大名の下屋敷、庶民の町屋、雑木林などが広がる地域であった。明治以降は中流の住宅街として発展し、1964年の東京オリンピックに合わせ大幅に拡張した厚木街道は青山通り(国道246号)として呼称が定着しました。
以後は徐々に個人商店や民家、そしてアパートがオフィスビル、マンション、高級ブティックなどに取って代わり、庶民の住宅街だった青山は今日ではおしゃれなイメージの街へと変貌をとげました。しかし、一歩路地に入るとまだまだ庶民的な雰囲気が残っている場所も多いです。
そして今、2020年(実際は2021年)に開催された東京オリンピックのために、すぐ近くには新国立競技場が完成しています。東京全体でも再開発があちこちで見られ、都市としても盛り上がりを見せている中、絶えず変化を続ける東京都心において、これからの、そして新たな暮らし方について考えていきましょう。