大きな東屋 ~憩い、癒しの場の共有~

建築設計デザイン科2年2組 長島 宏和

Concept
埼玉県東松山市高坂。緑豊かな地域を関越自動車道が貫く。荒川支流の都幾川。スポーツグランドが隣接。グランド利用者や休日にはピクニック。その方々の休憩場所を計画した。川とグランドを平行にし、5mの正方形グリッドを構成。周辺の樹木をイメージした支柱をグリッド配置。屋根は有機形状の大屋根とした。屋根には天窓。細かく入れ、天空光が木漏れ日のように入り込む。施設内の間仕切りは天井まで届かさず、風が循環することを狙った。大屋根の軒先にグリーンカーテンを垂らし、雨雫を楽しめそうだ。施設内に水盤を4か所配置し、蒸発潜熱による冷却効果を図った。施設内の多目的室は、休憩するばかりでなく、教室などにも利用される。この施設が地域に開け、常に必要とされる大きな東屋になることを期待したい。

Impression
卒業設計は、規模の大きな建物を一人で作るので時間はかかった。その分、自分のやりたいことや理想が形に出来たので楽しかった。リモートでの設計だったので、少しやりづらさはあったが、その分成長できたので面もあった。何度も手描きでプランの練り直しをしたので、様々な考え方が出来た。コロナ渦での伝承ホール発表のために手伝ってくれた友人に感謝している。自分が納得できる作品を仕上げられて良かった。

ギャラリー

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