これは建築科1年生の前期課題の一つです。
都市の限られた場所に、夫婦と子供一人の家族のための生活空間をつくる。家族の具体的な設定は各自が自由に考えます。用途は「併用住宅」とし、住宅用途と非住宅用途(母親が教える習い事の教室)を併せ持つ建築とします。また、外構をそれら用途と関連づけて一体的に計画し、明るく開放的な空間にします。計画に際しては、敷地やその周辺環境をしっかりと読み取り、コンセプトに反映させ、各自が設定した二人の仕事、趣味、交遊といった社会との関わりや、食事、入浴、睡眠、くつろぎなどのライフスタイルをできる限り具体的に考え、都市のなかで暮らすということをリアルに表現していきました。
このように、与えられた条件をしっかりと読み取り、そこに住む人の生活を見つめ、都市との関わりを含めた新しい暮らしの在り方について、多くの提案がなされました。
「Leaking light」
(建築科1-2 D.O.)
今回の課題では、木のぬくもりを感じられ、光と時間を体感できる特別な住空間をテーマとしました。外観で特徴的なルーバーは、快適性、デザイン性、プライバシーという機能を考慮した計画とし、一日の中でも、季節ごとにも、住宅内部や外観に様々な表情を与えてくれます。都市の中での豊かな住空間を創出するため、光や時間、視線に焦点を当てて計画を行いました。