「Garden City」

建築設計デザイン科 1年2組

糸川拓海 髙橋望 安保秀ノ亮 大輪亮平 近藤裕太 朱明岳 渡邊虎之介

〈コンセプト〉

代官山には、幅広い年齢層の人たちが集まります。しかし、気軽に立ち寄れて落ち着ける場所は少ないと感じました。そこで、代官山の安らぎを与えてくれる場所として、コンセプトを「Garden City」としました。

 今回の敷地の広さを生かして、シンボルとなる建物を中心に、大きくゆったりとしたオープンスペースや、小さくとも安らげるポケットパークを設け、様々な人が入り交じる豊かな空間を作りました。敷地周辺への配慮として、特徴がありつつも景観を崩さないよう考えました。

 シンボルである建物のイメージは、「大きな樹」です。一階には商業施設があり、20代から30代、子ども連れをターゲットにアパレルショップやレストランを構えています。上の階には住宅がありますが、一階から最上階へつながるエレベーターや、踊り場に休憩スペースを設けた螺旋階段といったものが、空間を豊かに作用します。また、人工地盤を使うことで、その土地の高低差を最大限に生かし、新たな空間を作りだします。

 

〈建物説明〉

敷地の高低差を利用し、北東側を1階床高さとしました。1階に商業施設があり、人々を導入し建物を通り抜けるとパーゴラが出迎えます。2階の高さに、敷地の高低差を利用した人工地盤があり、安らげる空間であるいくつかの「庭」を提供しています。

居住者は、1階駐車場から専用のエレベーターで2階高さまで上がり、住居者専用出入口から吹き抜けのあるエントランスへ導きます。その吹き抜けに螺旋階段があり、住人用談話スペースを設けコミュニケーションに一役買っています。

代官山を一望する屋上階には、カフェを設け夜はBARとして利用できます。開放感溢れる屋外テラスやミニシアターも配しました。

学生たちは、初めてのグループ制作で、行き違いや意見の衝突など、グループで考えることの重要性を認識することができたと感じます。

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