建築学部1年共通 前期課題
「都市の住処」~地域に開かれた併用住宅~ の課題で、一定の条件のもと、各自が想像力たくましく、施主家族はどんな家族か、どのような要望があるのかを設定して、住宅を設計しました。計画地が決定しているので、現地を実際に見に行き、計画地の確認から始まりました。
建築設計デザイン科1年2組 近藤裕太「恵比寿T邸」
施主設定)施主のT氏は、車いすで生活している。妻は、紅茶教室を開講したい。娘は屋上庭園を要望している。
設計主旨)敷地内にオープンスペースを設けて「都市空間との一体化」を図る。車いす生活のため、エレベーターを導入し「導線の合理化」「視界の開放感」を獲得。ガラス張りのエレベーターシャフトでは、最上部に集まる暖気を、ダクト経由で建物基礎や1階を暖める熱源とした。全室暖房効果を期待し「ヒートショック対策」を講じた。紅茶教室は、ガラス張りの1階に配置し、オープンスペースを隣接させた。屋上にはパーゴラを配置し屋上庭園としている。屋上庭園には、ペパーミントやローマンカモミールなどを植えて紅茶教室にも活用できる。「車いす生活への対応」や「快適な温熱環境の実現」により、「賑わいと安らぎの恵比寿住宅」を計画した