日本建築家協会が主催する「JIA東京都学生卒業設計コンクール」に、2016年度卒業制作「私の好きな「鈴なり横丁」の話。」(木内未来、佐藤澪、肥田あゆみ)を出展しました。
「私の好きな「鈴なり横丁」の話。」は、下北沢の「鈴なり横丁」の建て替え計画です。「鈴なり横丁」は、80年代から営業を続ける劇場や飲み屋、住居が集まる建築群であり、その敷地内には下北沢最初の小劇場も含まれ、「鈴なり横丁」は演劇の街としての下北沢の起源とも言われています。本計画は、建物の建て替えを段階的に行い、躯体工事や設備工事など専門性の高い作業を施工業者に分離発注し、仕上げ工事や家具工事などについては、多くの人々の繋がりから自然発生的に、現在の形態となった「鈴なり横丁」の生成プロセスをヒントに、「鈴なり横丁」に係る人々によるセルフビルドとして、通常よりもあえて手間や時間をかけて完成させるユニークな提案です。